
自炊をしない方は、食生活が疎かになりがちですよね。特に学生の方は、学校・バイト・遊びなどの影響で、食生活だけでなく生活習慣も乱れがちです。
そんな方たちの中には、健康を気にして自炊や運動を始めようと思う方もいるのではないでしょうか。しかし、それらを実行したり継続したりするのは案外難しいものです。
そこで、今回は簡単かつ非常に効果的な健康法をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
「自然の中を歩く」
今回ご紹介する健康法は「自然の中を歩く」というもの。たったこれだけです。
『なんだ、よくあるウォーキングじゃん』と思った方、そうではありません。むしろ、歩くことよりも自然の中にいることが重要なのです。
メリット① 免疫力がアップする
日本医科大学は、自然の中にいることによる健康への影響に関する研究を行いました。東京のビジネスマンに森の中をハイキングしてもらったところ、以下のような効果が認められたという結果が出ています。
森林でのハイキングの効果
1日に2〜4時間のハイキングを3日間行ってもらったところ、
NK細胞(免疫細胞)が40%増加した。
NK細胞(免疫細胞)が40%増加した。
また、1ヶ月後も15%増の状態を維持していた。
免疫力がアップする上に、それが1ヶ月後にも増加した状態が維持されていたのです。
メリット② 癒し効果・リラックス効果がある
千葉大学の研究では、森の中をゆっくり散策しただけで以下のような効果が認められたという結果出ています。
森林散策による効果
・ストレスホルモンが16%減少
・交感神経の活動が4%減少
・血圧が1.9%減少
・心拍数が4%減少
・交感神経の活動が4%減少
・血圧が1.9%減少
・心拍数が4%減少
このように、自然の中を歩くことで「癒し効果」や「リラックス効果」が得られるのです。
「公園」でも効果あり
自然の中を散歩するメリットは理解していただけたと思います。
とはいえ、みなさんの中には『身近に自然なんてない』という方もいらっしゃるでしょう。ですが、安心してください。実は、自然の中だけでなく公園でも同じような効果が得られることがわかっているのです。
このことを示した、フィンランド国立自然資源研究所の研究をご紹介します。
フィンランド国立自然資源研究所の研究
オフィスワーカーに以下の3カ所を30分散歩してもらい、前後の変化を調べました。
1.都心
2.街中の整備された公園
3.森林公園
すると、「街中の整備された公園」と「森林公園」では次のような効果が得られました。
・ストレス回復度の上昇
・活力度の上昇
・創造性の上昇
・コルチゾール(ストレスホルモン)の低下
・ネガティブ感情が減少し、ポジティブに
・活力度の上昇
・創造性の上昇
・コルチゾール(ストレスホルモン)の低下
・ネガティブ感情が減少し、ポジティブに
それらの効果は、当然「街中の整備された公園」よりも「森林公園」の方がより強く現れましたが、公園であってもある程度の効果が得られることがわかったのです。
まとめ
オススメの健康法は「自然の中を歩くこと」
自然の中を歩くことで、免疫力アップ、活力アップ、癒し効果、リラックス効果など様々な効果が得られれます。
昼休みの時間やスキマ時間を使って、ぜひ試してみてくださいね!