【要約】「1000人に1人」程度の能力では価値がない 『多動力』

 

著者は、本書で「多動力」こそがこれからの時代に最も必要な能力だと述べます。多動力とはどのような能力なのでしょうか。

 

「多動力」とは何か。
それは、いくつもの異なることを同時にこなす力のことを言う。

『多動力』堀江貴文

 

ここで言われている「いくつもの異なること」とは、「営業」「経理」「システムエンジニア」など具体的な職種の他にも、「ビジネス開拓」「ライティング」などの能力や「経済学」「世界史」「アニメ」などの知識も含まれます。広く自分自身の肩書のことだと考えればわかりやすいかもしれせん。

つまり「多動力」とは、全く異なる領域に興味を持ち、様々な知識や能力を実際の行動を通して自由自在に身につけていく能力のことなのです。

それでは、なぜこれからの時代には「多動力」が重要になるのでしょうか。それは、インターネットの普及によって世界中が結びついた結果、世界中の人と同じ土俵で勝負しなくてはいけなくなったからです。

これまでは、「1000人に1人」の能力が何か1つあれば、比較的小さなコミュニティの中で高い人材価値を持つことができました。しかし、インターネットによって世界中が結びついた社会においては、「1000人に1人」の人材はその他大勢に過ぎません。「1000人に1人」程度の人材であれば、その人の代わりはいくらでもいるからです。つまり、相対的にその人材の価値が低下してしまうのです。

そこで、著者は「1000人に1人」の能力を1つ身につけることよりも、「100人に1人」の能力を2つ持つことを勧めるのです。なぜなら、「100人に1人」の能力を2つ持つ人は、「100人に1人」×「100人に1人」の掛け算により「10000人に1人」の人材だからです。「1000人に1人」を目指すより、「100人に1人」の能力をいくつも身につける方がより「価値の高い」人材になることができるのです。

これまでの社会とは比較できないほど繋がった社会において、「1つの仕事を続けることが偉い」という古い価値観を捨て、いくつもの能力を掛け合わせることができる人材、つまり「多動力」を持つ人材になる必要があるという著者の考えを、あなたはどう受け止めますか?

紹介した書籍)

堀江貴文 (2017)『多動力』 幻冬舎

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