これからはアートの時代!美術鑑賞をすべき4つの理由

みなさんは普段アートに触れていますか?

内閣府の世論調査(平成28年度)によると、この1年間に美術(絵画,版画,彫刻,工芸,陶芸,書,写真など)を直接鑑賞したことがある人は22.5%となっています。つまり、日本人の約8割が美術館に行かないということです。

しかし、今アメリカではビジネスや教育の分野でアートが注目されています。その理由はアートがもたらす4つのメリットにあります。

今回は、これからの時代において美術鑑賞をすべき(アートに触れるべき)4つの理由について解説していきます。

美術鑑賞をすべき4つの理由

1. 学力が上がる

ゲッツェルス・ジャクソン現象というものをご存知でしょうか。これは「創造性を鍛えると学力が向上する」というもので、「知能がやや低いが創造性が高い子ども」と「知能は高いが創造性が低い子ども」では前者の方が学業成績が優れているという結果が出ています。

そして、この創造性を鍛えるのに役立つのが美術鑑賞です。美術鑑賞は脳の働きが活発になります。たとえば、肖像画を見る際は人・身体の認知する「腹側紡錘状回」、風景画を見る際は場所を特定する「海馬傍回領域」、静止画を見る際は「視覚野」が働き脳が活性化します。また、「美しい・醜い」を判断する際は「島皮質」が働くこともわかっています。

このように、美術鑑賞をすることで脳が刺激され、創造性が鍛えられます。その結果、学業にも良い影響が与えられるのです。

2. これからの時代に必要な「創造性」が養われる

アメリカでは、オバマ政権の頃から「STEM教育」というものが国家戦略に組み込んでいます。STEM教育とはScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の頭文字をとったものです。最近では、これにArt(芸術)が加えられ「STEAM教育」が重要だといわれています。

イノベーションを生み出すためには、知識だけでなくそれをどのように活用して何を生み出すかが重要となってきます。この「どのように活用して何を生み出すか(アイデア)」=「創造性」なのです。そして、創造性はAIが最も苦手とする分野であり、テクノロジーが急速に発達するAI時代においても人間が担う分野なのです。

3. 脳が活性化する

アートに触れることで、脳の非言語領域を活性化させることができます。ビジネスマン向けの対話型アート鑑賞や、子ども向けのアートプログラムによって、「想像力」「観察力」「論理能力」「計画実行力」「コミュニケーション力」「他者への理解力」が上がることが明らかになっています。

4. 癒やし効果がある

イタリアのボローニャ大学の研究によると、2時間の美術館ツアーでストレスホルモンが最大で60%低下、ツアー参加者の90%に気分の改善が認められています。また、美術鑑賞をすることでセロトニン(精神の安定に関係するホルモン)やドーパミン(生きる意欲をつくるホルモン)が分泌されることがわかっています。

最後に

いかがでしたでしょうか。アートが今注目されている理由を理解していただけたと思います。

アートを学ぶ上で、最初の入り口となるのが美術鑑賞です。単なる趣味や娯楽としてではなく自身の創造性を磨くために、美術館に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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