効果実証済み!勉強効率を飛躍的に高める2つのテクニックをご紹介

前回に引き続き、学習効果を高める効率的な勉強法を2つご紹介します。前回の記事をまだ読んでいない方は、そちらを先に読むことをオススメします。↓↓

『読むのめんどくさい!』という方のために簡単に説明すると、前回の記事では学習効果を高める効率的な勉強法として「他者に説明する」という手法を紹介しました。相手に教えることで教える側の学習効果が高まる(=教え手学習効果)というもので、教科書に線を引いたりノートにまとめるといった勉強法よりも学習効果が高いというお話をしました。

今回はさらに2つ、みなさんの学習効果を高めるテクニックをご紹介します。ぜひ、今後の勉強に役立ててください。

学習効果を高めるテクニック① 「自己説明効果」

前回の記事で、教え手学習効果を利用した「他者に説明する」という勉強法をご紹介しました。

とはいえ、『誰かに説明するのはちょっと恥ずかしい』『勉強は一人でやりたい』という人もいるでしょう。そういった人は相手に説明するのではなく、自分で自分に説明すればOKです。自分で説明する場合も学習効果は高まります。これを「自己説明効果」といいます。

学習心理学では、自己説明をした方が単にテキストを繰り返し読むよりも学習効果が高いということがわかっています。ただし、単にテキストの内容を繰り返すだけの説明は効果的ではありません。「どのように」「なんのために」と考えながら、自分の言葉で説明することが大切です。

学習効果を高めるテクニック② 「テスト効果」

勉強の途中に「自分で思い出す」という作業を取り入れることで、学習効果を高めることができます。これを「テスト効果」といいます。

テスト効果を実証した、ある研究をご紹介します。

ローディガーとガーピックの研究

(Roediger&Karpicke,2006)

大学生にラッコの生態を解説したテキスト(日本語で1000字程)を5分間読んでもらいました。

次に学生を以下の3つの条件に分けました。
① さらに3回テキストを繰り返し読む
② さらに2回テキストを繰り返し読んだ後、テキストの内容を自分で思い出して書き出す。
③ テキストの内容を自分で思い出して書き出すのを3回繰り返す。

そして、「5分後」と「1週間後」にテストを行ったところ以下のような結果になりました。

「5分後のテスト」の成績順
① > ② > ③

「1週間後のテスト」の成績順
③ > ② > ①

 

この研究結果からわかる通り、テストの直前の見直しではテキストを何回も見直すことは有効だと言えます。しかし、テストの数日・数週間前に行う勉強は、テキストを繰り返し読むよりも自分で思い出す作業をしたほうが記憶が定着し、テストで良い結果が出せるのです。

ちなみに、「5分後のテスト」を受ける前に「1週間後のテスト」に対する自信度を自己評価してもらったところ、①の条件の学生が一番高い自己評価をしていました

「繰り返し読む」ことで自信がつきやすいのでしょうが、残念ながら学習効果は低いです。自己満足な勉強にならないよう注意が必要しましょう。

まとめ

学習効果を高めるテクニックとして「自己説明効果」と「テスト効果」の2つをご紹介しました。

自己説明効果は、「学習した内容を自分で自分に説明する」

テスト効果は、「勉強の途中に自分で思い出すという作業を取り入れる」ことで、それぞれ学習効果が高まるというものでした。

ぜひ実践してみてください。

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