
あなたは「ベンチャー」と「スタートアップ」の違いが分かりますか?
『ベンチャーはなんとなくわかるけど、スタートアップは聞いたことしかない…。』
という方が多いかもしれません。もしくは、スタートアップを聞いたことすらない人もいるかもしれません。
今回は似ている両者の違いを説明します。
目次
ベンチャー企業とは?
ベンチャー企業と聞いて思い浮かべるのが、「急成長」「新しい」「成果主義」等の言葉だと思います。
実は「ベンチャー企業」という言葉は英語には存在しません。和製英語で日本人が作った言葉なのです。
日本では「新しく勢いのあるスモールビジネス」をしている中小企業という位置づけがされています。
要は、ベンチャー企業は大企業が存在しない市場に事業展開したり、新しく生まれた技術や知識を使うことで、
急成長している企業の事を一般的に指しています。
スモールビジネスって何?
先ほど「新しく勢いのあるスモールビジネス」という表現でベンチャー企業を説明しました。
スモールビジネスとは「継続的に安定して収益を上げられるビジネス」を指します。
要は「物を売れば、お金が得られる」ので、徐々に継続さえすれば安定して成長できる事業です。
当たり前と言えば、当たり前ですね。ほとんどの企業はスモールビジネスビジネスなのですが、例外があります。それはこの後に紹介する「スタートアップ企業」です。
スタートアップ企業とは?
スタートアップと聞いて何を思い浮かべますか?「新しい」「イノベーション」等の言葉だと思います。
スタートアップは一言で表すと、「爆発的に急成長するビジネスモデルで新しい市場をつくる企業」を指しています。
企業の規模は小さいものが多いですが爆発的に成長するので、短期で大企業クラスの規模になることもあります。
新しい市場をつくるとは?
新しい市場を作るという表現を使いましたが、よく意味が分からない人も多いと思います。
皆さんがよく知っているスマホで説明すると、
スマートフォンを作る方がスタートアップで、新しいガラケー作るのが普通のビジネスです。
スマホが出てくる前は、ガラケーが主流でした。
皆が新しいガラケーを使っている間は、既存のガラケー市場で競うことになり、
より優れた安いガラケーを売る事が求められます。
しかし、そこにスマホという全く新しい商品を展開すると、
スマホ市場ができて、それを買おうとする人たちが増えスマホを作った会社は爆発的に成長します。
このように、既存の市場を覆すことで新たなニーズを生み出す事を「新しい市場をつくる」といいます。
スタートアップとスモールビジネスの違いは?
二つの間にはいくつもの違いがありますが、その中でも大きな違いは成長方法です。
成長方法
スモールビジネスは「徐々に成長」するのに対して、スタートアップは「爆発的に急成長」します。
グラフにまとめてみました!
スモールビジネスの成長曲線
このように時間に比例して成長していくのが、スモールビジネスの特徴です。
スタートアップの成長曲線
スタートアップは最初はビジネスの価値が認められず、市場も存在しないので売上が上がらない場合が多いです。
しかし、価値が周知され始めると、一気に成長するのが特徴です。
自分に向いているのはどちらか?
ベンチャーとスタートアップの違いを説明しましたが、どのような人がどちらに向いているのでしょうか?
両方とも、急成長する事には違いないのですが会社に求められる役割が違います。
職種や業種にもよりますが、ベンチャーは既にビジネスモデル自体が決まっているので、
システム上の不備やトラブルに関わらず効率よく成果を上げられることが必要です。
要は既に決まっている仕事に対して臨機応変な対応と結果を求められます!
スタートアップでは、ビジネスモデルもまだ完全に決定していない場合があります。
毎日やる業務が変わったり、次から次へと異業種の仕事をこなすことが必要です。
なので、既に決まっている業務以外への対応や毎日増える新しい仕事をこなす事が求められます。
もっとも、あなたの能力に応じて仕事は決まるので、上が正しいとは限りませんが。
まとめ
ベンチャーとスタートアップの違いがなんとなく分かりましたか?
双方にもそれぞれメリットやデメリットがあります。
実際に働いてみないとわからないことが多いのでインターンシップをしてみてください!